喘息学習会

第13回 西淀病院喘息学習会の報告

第13回 西淀病院喘息学習会についての報告

 日時  2019年3月30日(土)14時~16時半 場所  西淀病院医局会議室

 参加者 16名(薬剤師2名、薬学生2名含む)

 学習会の内容

①「肺ストレッチ」を前回に続き10分間行い、体をほぐしました。苦戦している姿を見てください。

stretch

 ②お薬について(吸入薬の種類で違うの?体内分布や手入れの仕方など)
エアゾール製剤とドライパウダー製剤の違いと吸入のポイントの違い、吸い込んだ薬の粒子がどのように肺の中のどの部位に沈着して効果を発揮するのかなど、豊富な資料を元に説明しました。「息止めも苦しくない程度に長めの息止めが効果的」、吸入薬の管理も薬によって違いメプチンエアーなどはいつでも使えるが「シムビコートやレルベアなどは開封後早めに使用するのが望ましい」などすぐに役立つことも学びました(各務薬剤師)

③喘息に影響する環境のお話(新型タバコの受動喫煙の危険性、黄砂やペット、車の排気ガスの影響)
日本呼吸器学会が今年発刊した「大気・室内環境関連疾患予防と対策の手引き2019」などから解説しました。新型たばこ(アイコスなどの非燃性・加熱式たばことビタフルなどの電子タバコ)について説明しました。世界の消費の9割が日本で使われ、いろんな副作用もこれから10年20年と使用されて判明してくるので現在では分かっていないこと、普通のタバコと同じく新型たばこにも有害物質が沢山含まれている事を示しました。(大野医師)

④お薬について(知ってたら怖くない!薬の副作用)
交感神経・副交感神経についてお話しして、そのあと吸入ステロイド薬、気管支拡張薬、抗コリン薬、抗アレルギー薬、飲み薬のステロイド薬のそれぞれの副作用について説明をしました。(各務薬剤師)

⑤みんなで話そう「上手な医者のかかりかた」
外来で医師にうまく気持ちを伝えられないときにどうしているのかなど、参加者全員でいろいろな自分の考えや、方法を交流しました。

canfalence 【参加者の感想】

  • ・吸入薬の使用方法やお手入れの仕方などよく解りました。
  • ・上手な医者のかかり方などよく勉強になりました、今後の診察時の参考にしたいと思います。
  • ・良いお医者にかかっていますので安心という気持ちでいます。
  • ・一人ずつ参加者のお話が聴けてうれしかった。
  • ・粒子径とか気管支の径とか吸い込んだものがどこまで入ってきているのか(日によって痛い場所が違うので)そんなことが気になっていたこの頃だったので参考になりました。
  • ・大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • ・皆さんの体験談を聞くことができて、皆さんも同じなんだと知り、少し心が安らぎました。
  • ・この勉強会が、一番知りたいことを教えてもらえる場です。
  • ・自分の症状や変化について診察の前に紙に書いておくことが重要だと思いました。
  • ・2年ぶりに出席しましたが、有意義でした。今後も可能な限り参加しようと思います。
  • ・患者さん同士の「医師との関わり方」についての話し合いが興味深かったです。患者さん同士が顔を合わせて話す機会は少ないと思うので、とても良かったと思います。
  • ・上手な医者のかかりかたは、皆さんのお話が聞けて大変良かったです。次回楽しみにしています。
  • ・先生も大変だなーとつくづく思いました。
  • ・皆様の経験が聞けたので良かった。
  • ・お医者さんに自分から伝えることが、嫌がられてなかったらいいなぁと思いました。


次回の学習会は2019年10月26日(土)14時より西淀病院で開催予定です。又、皆さんお越しください。


<お問い合せ先>
西淀病院 医局宛て

〒555-0024 大阪市西淀川区野里3-5-22
電話:06-6472-1141 FAX:06-6474-7685


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