【 story3 】 回復期リハ 自分が受けたい看護③
リハビリは身体機能だけじゃない
リハビリテーション科
科長
三島 信之
一般病棟に比べ回復期リハビリ病棟は
リハビリの実施時間が長く密度も濃いです。
急性期では1ヶ月ぐらいですが、
回復期リハでは平均3ヶ月ぐらいは関わります。
生活動作の割合も増えてきます。
看護師さんとはできるだけ早期から起こすこと、
リハビリや食事の時だけでなく日中から起こして、
機能が落ちないよう協力しています。
回復期リハビリ病棟の場合、
特に私たちセラピストとも綿密な情報交換が必要です。
看護師さんも、リハビリの視点がより求められると思いますが、
やはりベテランの看護師さんは、
より生活に重きを置いた見方をしてくれているかなと思います。
夜間は杖や車椅子を使うとか、
患者さんとの意識的・頻繁な対応の中から、
いろんな意見や質問をしてもらえているのでとても安心です。
リハのスタッフもそうですが、
若い方はどうしても今現在というか、
その人の疾患や身体機能面だけから
見がちになってしまうように思います。
多職種でカンファレンスも重要で、
看護師さんやMSWの方を交えて、
病棟での生活やご家族の様子、社会的な背景など
運動機能の改善以外にも在宅に帰る様々な条件を共有し、
より良い生活環境を目指します。
― story3 完 ―