西淀病院のある大阪市は、不名誉ですが日本の政令指定都市で比較して全国第2位の喫煙率です。小学校高学年以降に喫煙経験率が上がるため、それまでの介入、喫煙防止教育が必要と考えました。2012年から、医師による小学校への働きかけから始まり、小学校高学年対象の喫煙防止教室を実施しました。2016年から、医師会の協力をえて、西淀川区の活動として認められています。この活動は、HPH国際カンファレンスでも発表しました。
2019年には、中学校対象の喫煙防止教室も開催しました。小学生時に教室をうけた児童があらためて、中学校でも防止教室を受けることになります。継続した働きかけができ、今後の喫煙防止に貢献していくよう、より一層の工夫を介入を検討しています。講義内容は、毎回、振り返りを行い、見直しと改良を重ねています。学校ごとに特徴も反映できるように複数の視点から取り組んでいます。
毎月22日は、スワンスワンの日、禁煙の日として、病院周りのたばこ吸い殻拾いを行います。15分限定、おそろいのビブスを着て、地域にむけての啓もう活動のひとつとなっています。