健康ひとくちメモ

コロナワクチンのお話

2021/12/16

今回は3回目のコロナワクチンについてお話しします。2回のコロナワクチンを接種すると、①コロナにかかりにくくなり(感染予防効果)、②かかっても重症化しにくくなり(重症化予防)、周囲の人にうつしにくくなります。③新型コロナウイルス感染症にかかった方も、ワクチンの接種をすることでより強い免疫ができます。また、④コロナの後遺症もワクチン接種で予防できることが分かってきました。

 しかし、ワクチンによる感染の予防効果は半年で20%まで下がってしまいます。そのため、3回目のワクチンの接種が始まることになりました。3回目のワクチンは、2回目を打ってから8ヶ月経過してからということになりますので、医療従事者向けには2021年1月から、高齢者の方では早くても2022年2月頃から始まる見込みです。皆様が心配されているワクチンの副反応は、2回目と同程度と言われています。

 手洗いやマスク着用、人ごみを避けるなどの基本的な感染予防対策も引き続き続けていきましょう。

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西淀病院 内科医師 中村まなび

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