患者さんに一番近い場所で成長する医師
西淀病院の研修は病棟・外来だけでなく、在宅医療や地域など様々な環境の中で、患者さんの生活や地域を見る視点を養うことができます。また職種を問わずスタッフ間の垣根が低く、病院全体で研修医を育てる環境が魅力の1つです。
初期研修の特徴
研修の理念
人権を尊重し、安全・安心・信頼の医療・介護・保健活動を担う医師養成を行ないます。
研修の特徴
- 細分化されていない内科総合研修で、初期診療とCommon problemに関わる機会が多い研修
- 様々なセッティング(病棟・外来・往診など)で患者ニーズに応える姿勢を養う研修
- 少人数で柔軟に研修医の要望に応えることができる研修
- 担当医ではあるが主治医機能を持って多職種と連携して患者に寄り添い、生物心理社会モデルでの問題解決を学ぶ研修
Point
- 病棟研修のみでなく外来研修・患者訪問も位置づけ、入院・救急・外来・在宅とさまざまな診療現場で包括性と継続性を意識して仕事ができる、バランスのとれた臨床医になるための研修が可能です。
- 1年目研修の指導体制は屋根瓦方式を採用し、地域総合内科での内科研修を行います。
指導も家庭医療・総合診療を専門にする医師がジェネラリストとしての素養を持った医師が担当します。 - 医師以外の多職種や地域住民も含めて研修医の成長を支えます。
◎研修プログラム紹介動画作成
- 研修プログラムを副指導医が説明、その後初期研修医に質問形式で西淀病院の研修の様子を聞いています。(画像クリックで動画ページに飛べます)
「やさしい主治医力」と「たしかな当直力」を身につけ、地域に貢献できる医師になります。
- 以下の能力を習得し、主治医として包括的に患者にかかわる姿勢を身につけ、病棟だけに限らず臨床の様々な場面で初期対応ができるようになることを目標とします。
- 病歴・身体所見からの臨床推論や状況に応じた適切なプレゼンテーションなど、将来進む科にかかわらず必要とされる基本的臨床能力を習得します。
- 良好な患者-医師関係を構築でき、医療チームの一員として円滑に業務を行えるマナーやコミュニケーション能力を習得します。
スーパーローテーションを経験することで患者さんの幅広い健康問題を扱い、自ら学習し成長する姿勢を身につけます。 - さまざまな困難をかかえた患者さんに多面的・総合的なアプローチを行い、患者さんとその家族に寄り添い問題解決を行う姿勢を身につけます。
研修のスケジュール例
包括性と継続性を意識した 内科スケジュール
研修内容
病棟研修
研修のスケジュール例
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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朝 | 教育回診 | | 教育回診 | 教育回診 | 内科CC |
午前 | 病棟 | 新患Cf 病棟 | 新患Cf 病棟 | 新患Cf 病棟 | 総合外来 |
昼 | | 病棟Cf | | | |
午後 | 臨床倫理cf 病棟 | 病棟回診 | 病棟 | 病棟 週間ふりかえり | 病棟 |
夕 | | 当直研修 | | 内科Cf 医局会議 | |
こんなことを考えられる研修
病棟の研修で、どんなことが考えられるか、例をあげてみました。
- 高齢で認知症、独居の心不全患者。服薬コンプライアンスを守り、オーバーワークにならないためには?
→ ケースワーカーと家に行ってみる。 - 糖尿病の男性患者。タクシー運転手で、食事は不規則、アルコールもやめられないが、どうアプローチすればよいか?
→ 家族の援助を得るため、家族面談。 - 高齢の末期患者。本人は家で死にたいといっているが、家人は不安。
→ 診療所から自分が指導医と往診で、最後は家で。
総合外来研修
安心の指導体制
- 週1~2単位で、指導医または副指導医とペアでの研修
- 診察修了後に、指導医とふりかえりを行い、さらに週1回のカンファレンスでプレゼンテーションと検討を行います。
訪問診療研修
地域を診る
- はじめは指導医と同行、その後、看護師と訪問
- 困ったことは、指導医にすぐ電話で相談
- 往診修了後に、カルテチェック
初期研修プログラム
プログラム紹介スライド
募集要項
2025年度 大阪民医連 初期研修医 募集要項(PDFファイル)
採用人員 | 西淀病院 初期研修プログラム(3名) 耳原総合病院 初期研修プログラム(8名) 計11名が大阪民医連の初期研修医となります。 ※履歴書の希望プログラム欄にチェックをお願いします。 両院のプログラムを希望される場合は両方にチェックをお願いします。 |
採用時期 | 2025年4月1日~ |
選考方法 | 事前の病院実習・見学のうえ、一般面接・医療面接・筆記試験を実施 |
試験日程 | 第1回 2024年 7月6日(土) 第2回 2024年 8月3日(土) 第3回 2024年 8月24日(土) 実施時間 14:30~17:30 終了予定 ※試験はすべて耳原総合病院と合同で行います(いずれか1回の受験でOK) 詳細は申し込みを受けてから、別途ご連絡させていただきます。 |
会 場 | (第1回) 7月6日(土) → 西淀病院(のざと診療所)(地図) 〒555-0024 大阪府大阪市西淀川区野里3-5-34 (第2回・第3回) 8月3日(土)・8月24日(土) → 同人会法人本部事務局 会議室(地図) 〒590-0821 大阪府堺市堺区大仙西町6-184-2 |
出願書類 | 1)卒業見込み証明、もしくは卒業証書の写し 2)履歴書兼申込書(PDFファイル or Excelファイル をダウンロードできます) ※【応募締切日】 第1回 2024年6月21日(金)当日消印有効 第2回 2024年7月19日(金)必着 第3回 2024年8月2日(金)必着 ※上記試験日程から希望する日程を履歴書の試験希望日程欄にご記入ください <郵送先> 〒541-0054 大阪市中央区南本町2丁目1番8号創建本町ビル2階 大阪民主医療機関連合会 医学生担当者 宛 ※封筒の表に「大阪民医連初期研修医応募書類在中」と明記してください |
処 遇 | 業務内容:研修医(医師)としての業務 就業場所:西淀病院病棟・外来及び関連施設内 以下2024年度実績 給与 :1年目 359,000円/月 2年目 379,000円/月 (住宅手当、研修調整手当含む) (通勤手当、当直手当、休日手当、児童手当、食事補助など別途支給) 賞与 :2023年実績で3.24カ月/年 保険 :社会保険・労働保険 協会けんぽ(健康保険)、厚生年金、雇用保険、労災保険加入、 医師賠償責任保険(病院において加入)契約期間:無期雇用契約(定年退職65歳) 身分 :常勤職員(研修医) 勤務時間:基本的な勤務時間 8:45~17:30、休憩時間 1時間(時間外勤務あり) ※医師の働き方改革適用水準はA水準 当直回数:1年次:約2回/月、2年次:約4回/月 休暇 :有給休暇(1年目 10日、2年目 20日)、4週8休、特別休暇13日、生理関連休暇あり、 子の看護休暇、介護休暇 学習環境:学会・研究会への参加保障(学会参加費・会費等を一定金額病院が補助) 研修医机、図書室、研修医ルームあり 宿舎 :なし、住宅手当 12,000円(給与に含む) |
●病院実習・見学は、随時ご連絡ください。 お問い合わせ先:西淀病院医学生担当 山本まで tel :06-6472-1141(代) mail:igakusei@yodokyo.or.jp |
大阪民医連について
他の全国系列の医療機関に比べて診療所、介護関係の事業所が多い=地域に根付いている
医師研修は1967年から独自に始め、過去250名以上の研修医を育てています。