認知症cafe☕
今回は西淀病院の“認知症cafe”についてお伝えします。
この“認知症cafe”とは、認知症のある方やその家族、友の会の会員さん、地域の方々などが気軽に集まって交流できる場として運営されています。誰でも参加できる『開かれた場所』でもあるんです。参加者同士が交流できる素敵な場所となっています。月に1回(第2火曜日を予定しています)、認知症のことだけではなく、医師・看護師・臨床検査技師が健康のことや疾病予防などについてお伝えをするので勉強にもなります。
今日のお題目≪骨量検査 骨粗鬆症の簡易検査≫
参加者は6名、「何で女の人の方が骨粗鬆症になる人が多いの?」「咳するだけで骨折するんやぁ」と和気あいあいとした雰囲気でした。
検査の話の後は今、困っていること、悩んでいることを話しました。「入院すると帰宅願望が出るのはなんでやろか?」「毎回だましだましに説明するけど、それでええんやろか?」に対して、「夕方になると家に帰りたくなるのは人間の本能」「帰りたいという思いは家のことを心配しているから」「だましだましでも、大丈夫!」と体験談を語ってくれたり、励ましの言葉もありました。
一人で認知症の家族を介護するのではなく、経験者の話を聞き相談ができる場があると介護者も心丈夫になりますよね。決して一人で抱え込まない、同じ仲間がいること、悩みや心の内を話すだけでも気持ちが楽になる…西淀病院の“認知症cafe”はそのような場所です。