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看護部ブログ

認定看護師の紹介①

認知症看護認定看護師である板木平主任にインタビューを行いました。
板木平主任は、現在は師長室に配属されています。認知症看護認定看護を専任業務として行いながら、 病棟の支援も行い多忙な毎日を過ごされています。


<認知症看護認定看護とは >
認知症のある方の意思を尊重し、 認知症の発症から終末期まで各期に応じたケアと家族のサポートを行っています。 また、 入院後は病状や環境の変化により認知症の症状が悪化すると言われています。
環境の調整と生活にメリハリをつけるような援助を行い、患者さんが入院前の認知機能を保ったまま退院できるように努めています。


<やりがい >
入院時に認知症状が悪化し、 情動不安定な患者さんがケアによって表情が穏やかになり病状が安定し無事に退院できた時に、スタッフ間で成功体験を通してケアのやりがいを実感してもらえたときにやりがいを感じています。


<辛いこと >
介入を行っても抑制する結果になってしまい、 本人の尊厳の維持ができなくなり認知症症状の悪化もみられ、その状況が回避できなかったことをとても辛く思います。


<現在の活動について>
認定活動では、高齢者委員会の業務が多いです。 高齢者ラウンドでは外部の精神科医をお招きして患者さんの相談を行います。 また、 DST (認知サポートケアチーム)ラウンドでは多職種のメンバーで介入しています。身体抑制ワーキンググループ、転倒転落ワーキンググループ、 せん妄予防ワーキンググループ、地域高齢者対応グループも行っています。


<目標>
当院は、高齢者に強い病院を目指しています。 高齢者や認知症のある方に対して自信をもって看護を行えるように実践を通して伝えていき、 認知症看護への意識が変わることで「認知症看護は楽しい」と思ってもらうことが目標です。


写真は認知症サポートケアチームのラウンド風景で、一番左側の方が板木平主任です。
2022.12.16

文責: 4F 病棟 看護師 M

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