どうも4階病棟です
こんにちは。今回のブログは地域包括病棟の4階病棟が担当します。
今回は入院中の患者さんが食べている食事、ずばり病院食についてです。
皆さんは実際に病院食を見たことはあるでしょうか?実は病院食と一括りに行っても幾つかの形態があるのです。患者さんの嚥下機能(物を飲み込む能力)に合わせて用意しています。
形状が違う同じ献立のものを見ていきましょう。
1つ目は一般的な食事です。これは嚥下機能の低下がない方が食べています。
続いてはこちら。これは刻み食と言って少し嚥下機能が低下した方が食べている食事で、おかずを食べやすく細かく刻んでいるんです。
更に嚥下機能が低下している方はこのゼリー食というゼリーのような見た目の食事になります。質感もプルプルしていて、ご飯もお粥に変わって飲み込みやすくなっていますね。箸やフォークでは食べにくいので皆さんスプーンを使って食べています。
最期はペースト食です。これは文字通りすべてペースト状になっています。
番外編として、補食についての話を少し。
まず補食とは食欲が無かったり、嚥下機能が悪く食べる量が少ないため病院食だけでは栄養が十分に取れないといった方に追加で出しているジュースやゼリーといったものです。西淀病院では患者さんの好みや嚥下機能に合わせてこの写真に写っている物(一例)を提供しています。
専用の食品だけでなくその時々の患者さんに合わせて炭酸飲料や市販のアイスなどを用意することもあります。医師、看護師、栄養士で相談しながら少しでも栄養が摂取できるように工夫しているんですよ。
皆さんの想像していたものと比べて、実際の病院食はどうでしたか?思っていたものと違っていたでしょうか、もしかしたら知っている方もいるかもしれませんね。
それでは今回はここまで、皆さん体調に気を付けてくださいね。