院内デイサービス
今回は当院の院内デイサービスについてお話したいと思います。
院内デイサービス(以下、院内デイ)は2024年10月から入院患者を対象に運用が開始しています。
〔利用者の目的〕
- 入院生活にメリハリをつける
- 退院に向けて体力をつける
- 治療やリハビリに意欲的に取り組んでもらう
- ベッドから離れて過ごす時間をつくる
- 業務負担の軽減
〔内容〕個別および集団レクリエーション、塗り絵などの作業、体操、生活リハビリ、昼食介助など
〔利用時間〕①9:30~11:00 ②14:00~16:00
〔ケアワーカー配置人数〕2~3名
〔参加人数〕全病棟対象で最大10人まで
当院は各病棟に50人~60人の患者さんが入院されています。診療報酬を得るための記録、転倒転落のアセスメント、褥瘡評価、体位変換、オムツ交換など多くの仕事を担っているのが看護師です。とても重要なことは、人の『いのち』に関わる仕事であるためミスがないように仕事をしなければなりません。そのため患者さん一人ひとりゆっくり関わることが非常に難しくなっているのが現状です。特に認知機能低下のある患者さんは非日常的な環境に戸惑いがあります。このような患者さんが院内デイを利用することで、身体や認知機構の低下予防と精神の安定を図り、入院生活を穏やかに過ごされています。この院内デイが「キラリ★看護」につながっていきます。
次回は院内デイを利用し、日常生活に変化をもたらした患者さんのお話をA看護師の目線を通してお伝えしたいと思います。
