認知症とは…?
5階病棟は急性期内科と整形外科の混合病棟になっています。主に、消化器処置・内科治療・整形外科領域の手術、および療養を目的とされる患者様の入院に対応しています。現在、高齢化社会になっている中で患者様も成人より老年期の患者様が増えています。さらには認知症の患者様も増えて、5階病棟の半数は認知症がある方が入院されています。
今回は、認知症患者様との関わりについて5階病棟で取り組んでいることを伝えていきます!
Aさん、90歳代の女性で認知症があり、毎日「なにしたらいい?」と話されています。その中でリアリティーオリエンテーションとして、毎日日にちの確認、リフレッシュケアとして、塗り絵や算数の計算、歌謡曲の試聴等、快刺激となる様な関わりをする事で穏やかに過ごすことができています。さらに、西淀病院ではDST(認知症ケアサポートチーム)があり、多職種(認知症認定看護師・病棟看護師・セラピスト・薬剤師・ソーシャルワーカー)で、ケアの検討と関わるスタッフへのサポートも行っています。
Aさんは同じ事を何度も話されることが多いですが、怒ったり注意したりするのではなく話を傾聴し、患者さんのペースに合わせる事で、不穏にならず毎日笑顔で過ごされています。
看護学生のみなさん、実習でも認知症患者様と関わることが多々あると思いますが、落ち着いて話しを傾聴し、笑顔で関わる事ができるよう願っています☆