4階病棟のリハビリ
地域包括ケア病棟である4階病棟のリハビリをお伝えします。
地域包括ケア病棟は、急性期の治療を終えた患者様が自宅などに退院するまでに、退院後の生活環境の調整を行うために入院する病棟になっています。
そのため、入院中にリハビリを通して自宅生活やデイサービスの利用をイメージできるように関わっています。
本日は12月23日なので、クリスマスにちなんだリハビリをしていました。
作業療法士へインタビューし、リハビリの目的について教えてもらいました。
作業療法士)
入院によりクリスマス会が行えない患者様のために、少しでも季節感を感じてもらえるように、クリスマスの装飾やクリスマスカードを作成しています。
今日行った、リハビリの目的は以下になります。
①離床(ベッドから離れる)
ベッドから談話室へお連れすることで運動機能を維持・向上
し、寝たきりを防ぎます。
②認知機能(物事を認識する能力)の維持向上
手先を使い考えて作品を作ることで脳が活性化します。
③手指巧緻性(手先の器用さ)の維持
日常生活で手先は良く使う動作なので、
機能が低下しないようにリハビリを行っています。
(写真:本人の同意を得て撮影しました。作り終えて嬉しそうにされていました)
④デイサービスに行く患者様の評価。
自宅退院でも日中にデイサービスに行く患者様がおられます。
デイサービスでは他の利用者と場所を共有するため、
共同生活を送れるかみています。
⑤大きな手作りカレンダー
見当識(人・物・場所・時間)を維持するために
大きいカレンダーで日付を確認します。
(写真:トナカイとサンタとカレンダーは患者さんの手作りです)
病棟は多職種で連携して業務を行っています。
他の職種がどんな事をしているかを知ることで連携を強化できると思います。
文責: 4F 病棟 看護師 M