３階病棟です

3階はリハビリテーション病棟です。

入院される患者様は入院初日からリハビリを行い、長期間の入院で低下した筋力や病気で動かしにくくなった手足の動作を少しでも取り戻し、自宅や施設へ退院できるように日々頑張っていらっしゃいます。

普段、健康な私たちでも石や何もない所で躓いて転んでしまうことがあると思います。しかし、上記のようにリハビリを行っている患者様の場合は私たち以上に転んでしまう可能性が高いです。さらに、入院している患者様はご高齢の方が多く、一度転んでしまうだけでも骨折したり、そううでなくても怪我をしてしまう恐れがあります。

3階病棟では、転んでしまう原因を少しでもなくせるように、まず入院してきた患者様に下記に掲載しているようなパンフレットをお渡ししています。

脱ぎ履きがしやすく踵のある靴を、持ってきていただくよう促し、それを着用したうえで入院生活を送ってもらったり、リハビリを行ってもらったりしています。中にはどうしてもそのような靴を持ってくることができない方がいますが、その場合は病棟やリハビリ科から貸し出しをしたりしています。また、患者様が靴を履いて運動される際にも、靴の踵を踏んでいないか、持ってきてもらった靴はサイズが大きすぎないか、滑りやすいものではないかなどを気にかけながら介助しています。

些細なことのように思いますが、どれだけ小さな危険因子でも取り除いていき入院生活がより安全で安楽なものであるように、私たちは入院してきたその日から患者様に働きかけるように心がけています。