4階病棟 病棟外での仕事 家屋調査
こんにちは。今回は地域包括ケア病棟の4階病棟が担当します。 4階病棟は急性期の治療を終えて自宅や施設に向けて退院準備をしている患者さんが多く入院している病棟です。 その中で自宅に退院するに当たって重要なことがあります。それは退院した後、入院前と同じような生活が出来るのかという事です。入院生活の中で入院前と退院後の日常生活での身体の動きが思うように出来なかったりする場合があります。そのため自宅で生活するために必要な動作が出来るのか、自宅の環境はどのようなものなのかを確認する必要があります。そのうちの一つが今回取り上げる家屋調査です。
家屋調査とは患者さんの自宅に実際に行き、自宅の中の様子を確認します。基本は相談員、リハビリスタッフ、看護師、患者さんで向かいます。病棟内の看護師はずっと病棟の中だけで働いているイメージがあるかもしれませんが、実は病院の外に行くこともあるのですよ。看護師が直接行って見ることで、より具体的に退院に向けての看護を考えていくことに繋がります。 この時リハビリスタッフは、自宅内の玄関や廊下の段差、風呂場の浴槽の深さを測り退院までに必要な動作が出来るようにリハビリを考案し実施します。そして、患者さんがどんな風に動けるかを考えながら手すりの必要な場所やサービスについて多職種で話し合っていきます。私たち看護師はそれを意識しながら日々の関わりを行ってゆきます。