健康ひとくちメモ

健康で長生きするために ~笑って終活!?~

2025/09/30

最近、「ひとりでしにたい」という綾瀬はるかさん主演のドラマがありました。独身生活を謳歌する39歳の主人公が、憧れていた叔母の孤独死をきっかけに「婚活」から「終活」へと方向転換し、「よりよく生きることでよりよく死ぬ」という自身の生き方と死に方を模索していく物語でした。社会派「終活」コメディ、という通り、とても面白いドラマでした。 

 終活と聞くと、財産整理や葬儀などをイメージされると思いますが、「介護・医療の方針決定」も含まれることをご存じでしょうか。具体的には「最期はどこで過ごしたいか」「延命治療を希望するか」などです。高齢者でも、「自分はまだ元気だから、考えた事がない」とおっしゃる方は多いです。「ぽっくり逝く」ことを望んでいる方が多いですが、多くの方は、徐々に弱って亡くなります。最期には、自分の事を自分で決められない状態になり、ご家族が方針決定を負担に感じることもあります。

  「終活なんてまだ早いわ」と笑ってお話できるうちに、あなたが望む介護や医療について、ご家族やかかりつけ医と相談することをおすすめします。

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 西淀病院 家庭医

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