臨床工学科

西淀病院 診療科・部門【部門】

臨床工学科

臨床工学科の業務指針
病院理念・民医連綱領を遵守する
  • 病院理念:人権を尊重し、安全・安心・信頼の医療・介護・保険活動をおこないます
  • 民医連綱領

    1.人権を尊重し、共同のいとなみとしての医療と介護・福祉をすすめ、人びとのいのちと健康を守ります

    1.地域・職域の人びとと共に、医療機関、福祉施設などとの連携を強め、安心して住み続けられる街づくりをすすめます

    1.学問の自由を尊重し、学術・文化の発展に努め、地域と共に歩む人間性豊かな専門職を育成します

    1.科学的で民主的な管理と運営を貫き、事業所を守り、医療、介護・福祉従事者の生活の向上と権利の確立をめざします

    1.国と企業の責任を明確にし、権利としての社会保障の実現のためにたたかいます

    1.人類の生命と健康を破壊する一切の戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります

  • 民医連運動「2つの柱の実践」
    第1の柱  貧困と格差、超高齢社会に立ち向かう無差別・平等の医療・介護の実践
    第2の柱  安全、倫理、共同のいとなみを軸とした総合的な医療・介護の質の向上
患者安全を第一とし、技術職としての目と構えをもって業務を遂行する
  • 常に「後工程はお客さま」の視点で
倫理観を持って業務を遂行する

1.臨床工学技士は、人々の健康を守るために貢献します。

1.臨床工学技士は、チーム医療の一員として、専門分野の責任を全うします。

1.臨床工学技士は、医療を求める人々のため、常に研鑽に励みます。

1.臨床工学技士は、常に高い倫理観を保ち、全人的医療に貢献します。

臨床工学技士とは

厚生労働大臣の免許を受けて「医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者」であり、言わば医療機器の専門職です。現在7名の臨床工学技士(透析技術認定士6名:呼吸療法認定士3名)で、血液浄化業務、医療機器管理業務を行っています。

血液浄化業務

看護師とともに血液透析業務全般を行い、中でもシャント管理、透析液清浄化、透析効率ではチーム構成し取り組んでいます。シャント管理では日々の管理はもちろん月1回STS(シャントトラブルスコアリング)シートを用いてチェックを行いシャントトラブルを早期に発見したり、トラブル発生時にはすぐにシャントエコーで確認できるようにしています。透析液清浄化では常に安全・安心の透析液が供給できているよう毎月透析液の細菌・エンドトキシンを測定しモニタリングしています。透析効率では毎月の採血から透析効率(毒素がうまく抜けているか)を算出しています。この3つのチーム(シャント管理、透析液清浄化、透析効率)の各視点でミーティング行い患者様により良い透析療法を受けていただけるようにしています。

機器管理業務

人工呼吸器をはじめ輸液・シリンジなど各種ポンプ、心電図モニター、除細動器になど院内の主要な医療機器を電子カルテシステムを用いて一元管理しています。日常的な管理では院内ラウンドを行い医療機器のついた患者様の病室に訪問し機器の動作や設定の確認、配線などの環境整備等を行っています。また使用後の機器を回収し清拭、次の使用に備えた点検を行っています。

人工呼吸器、透析装置等の高度管理

医療機器においては年間点検計画をたて保守契約締結や定期点検でより詳細な点検を行っています。 医療機器研修では新人をはじめにニーズに合った研修会を実施し医療機器の安全使用に努めています。

PAGE TOP