喘息学習会

第5回 西淀病院喘息学習会

日 時:2014年11月8日(土)14時~16時
内 容:喘息の話 ~病気について~       講師:大野啓文 医師
    喘息の話 ~呼吸機能検査について~   講師:須藤千賀子 検査技師
    (呼気中一酸化窒素濃度測定と肺活量の話)
    喘息の話 ~お薬・増悪因子について~  講師:神浦茉奈実 薬剤師
                        講師:中武祐子 薬剤師

呼気NOの実際と測定の値の話で非常に盛り上がりました!!

 2014年11月8日、第5回西淀病院喘息学習会が西淀病院2階医局会議室で行われ、9人が参加されました。今回は最近話題の呼気NOの話が中心で、5人の方がその場で実際呼気NOを測定されその評価についての説明も受けました。初めて受けられる人ばかりでその話で盛り上がりました。


第一講義 喘息の話 ~病気について~

のざと診療所所長 大野啓文医師 / 良く分かった:7人

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 新しい動画を駆使して肺の仕組みや喘息の発作の状態を視覚に訴えて説明しました。

第二講義 喘息の話 ~呼吸機能検査について~
     (呼気中一酸化窒素濃度測定の実際と肺活量の話)

のざと診療所 須藤 検査技師 / 良く分かった:4人 だいたいわかった:2人

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 講義初登場の須藤さんでしたがゆっくりとわかりやすく話をされ好評でした。

第三講義 喘息の話 ~お薬・増悪因子について~

あおぞら薬局薬剤師 神浦茉奈実・中武祐子 薬剤師
良く分かった:4人 だいたいわかった:2人

 神浦さんが喘息の薬の種類とその働き、発作止めの吸入剤使用時の注意、昨年発売開始となったレルベア、フルティフォームの2週間投与制限が12月からなくなること、新薬「アノーロ」(長時間作用型β2刺激剤と長時間作用型抗コリン剤の合剤・・・COPDが対象のお薬)の紹介などありました。中武さんからはダニやカビ対策や日常生活の注意、発作を起こす要因についてわかりやすく説明があり好評でした。

(好酸球による気道炎症の指標)呼気NO測定風景

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 割合簡単な検査です。
 10秒間画面の気球が落ちたり上がったりしないように吹いて調節します。


(感想フリーコメント)

  • 喘息治療について段々と進んでいることがよくわかりました。
  • 来てよかったです。すごく勉強になりました。みなさまのボランティア心に感謝です。
    今、かかりつけは普通の内科の先生なので、こちらでの講義が私の指針になっています。
    ありがとうございます。いろいろアドバイスして頂き安心しました。
  • 呼気NO(気道炎症の指標)の数値化に関心がとくにあった。
  • 「発作がないのに気道炎症を示す呼気NOの値が高く出る人(自分が測定して当てはまりました)」が吸入ステロイドを中止すると急に悪くなることがあると言う話でしたので今後は注意します。(時々忘れてしまうことがありましたので)
  • 喘息の増悪因子除去の図は大変参考になりました。(ほこりをなくす)
  • 「気管支平滑筋が縮んで気道を狭くしている」これを緩ませるのがメプチン等と言うのが良く理解できました。
  • サプリメントの話も参考になりました。

次回は、2015年5月30日(土)14時から16時の予定です。
講義内容が決まれば、また掲載します。
この学習会は西淀病院が地域に向けて発信する家庭的な雰囲気の小さな喘息の勉強会です。
どなたでも参加自由です。


<お問い合せ先>
西淀病院 医局宛て

〒555-0024 大阪市西淀川区野里3-5-22
電話:06-6472-1141 FAX:06-6474-7685


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